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天衣無縫では、綿や糸や製品の染色は「できる限り自然のもので」をテーマに、染料も媒染剤も天然由来の成分を使うことを心がけています。「色を選ぶ」ことも、どうぞお楽しみください。

代表的な染めは、次の2種類です。

「草木染め」

自然の恵みである草木染めは、同じ種類の植物を使っても、染色毎に色性が変化します。
これは自然に熟成した林檎のひとつひとつが異なる色を持つのと同様で、化学処理を施したものでないことの証です。長くお使いいただくほどに色が落ちますが、それに応じて独特の味わいが増していきます。
天衣無縫の草木染めで主に使う染料は、くちなし、茜、やまもも、ざくろ、ラック、ログウッド、五倍子などです。

「ベンガラ染め」

地殻の主成分である酸化鉄で染め上げます。縄文、弥生時代の土器の彩色や高松塚古墳の魔除けの赤、もっと古い所では石器時代のラスコー(フランス)、アルタミラ(スペイン)の洞窟壁画にも用いられています。世界中どこでも土のなかから採取できる無害のマテリアルとして、人間の色彩文化を開花させた最も古く、最も身近な染色素材のひとつです。
近世日本では南河内地方(大阪南部)で、江戸時代中頃に建築職人のもとに手建職(てだてしょく)が盛んになり、ベンガラ塗りもそのなかのひとつでした。この地ではべんがらを「紅殻」と呼び、建築はもとより衣服や河内木綿といった繊維の染めにも使われ、この土地に深く根付いて親しまれてきました。
天衣無縫のベンガラ染めは、染色師・中島留彦さんとのコラボレーションによるものです。中島さんは、南河内伝統の染色技法による「古色の美」を、現代の顔料微粉砕加工技術により繊維の世界に再現した色彩の魔術師です。

これ以外の天衣無縫の染色には、大正紡績の「彩土染め」(はにぞめ=土染め)や「洛陽染め」(草木綿染め)、加えてGOTSの厳しい環境基準と安全性基準をクリアした「反応染料染め」があります。