
1993年春。私たちは、日本ではまだあまり知られていなかったオーガニックコットンを原料に、オーガニック製品の企画・製造・販売を始めました。
ブランド名は「天衣無縫」。
「天女の衣には縫い目がないことから転じて詩歌などの芸術作品に細工やわざとらしさがなく、自然に美しく作られていること」を意味する言葉です。その名の通り私達が目指したのは「自然を生かした、ここちよく美しい」製品づくりでした。
その後「地球環境への配慮」を求める世界的な世論の高まりの中で、オーガニックコットン製品は徐々に人々の暮らしの中に取り入れられるようになりました。
オーガニック製品が普及することは、心ある少数のオーガニック農業者を支援し、地球の自然環境を保護することに直接結びついています。
また、私たちはオーガニック製品を国内で製造し、日本の工場・職人の技術を絶やさないことが、オーガニック製品の品質を高め、ひいてはオーガニックをスタンダードとし得ることだと考えています。