天衣無縫のロングセラー
リピーターが絶えない
インナー
リブシリーズ
ブランドの立ち上げから程なくしてできたのが、リブ生地のインナーでした。初めは国内の小規模の工場で少量生産していましたが、お客様の口コミで少しずつ広まり、今ではリピーターが多い主力商品の一つになりました。
人気の理由は、締め付けず体に程よくフィットする着心地にあります。昨今洋服を選ぶ際に、見た目以上に着心地を重視する方が増えておりますが、肌に一番近い下着はなおさらこだわりたいところです。着心地を重視する方に「リブシリーズ」のこだわりをご紹介します。
こだわりの素材
本体はオーガニックコットン100%の生地を使用しています。オーガニックコットンは、3年以上農薬や化学肥料を使用していない農地で栽培され、また、児童労働を禁止し公正な価格で取引された綿のことです。主に環境問題と雇用問題を改善することを目的としています。そのため、オーガニックコットンといってもその品質は様々です。リブインナーに使用しているオーガニックコットンはコットン自体の品質にもこだわっています。中でも「オフホワイト」に使用しているコットンは、繊維の長さが非常に長い超長綿を使用しているので、とてもなめらかな肌あたりです。「ブラウン」に使用している糸は、種から色のついているカラードコットン(有色綿)の自然の色を活かしています。下着でも色を楽しみたい方には、ボタニカルダイという方法で染めた、「ピンク」と「グレー」がおすすめです。
*オーガニックコットンは世界のコットン生産量の内、1%にも満たない大変貴重なものです。
*ボタニカルダイは、植物から抽出した色素に微量の化学染料の力を借りることで、鮮やかな色と堅牢度(色落ちのしにくさ)を兼ね備えた染色方法です。天衣無縫のリブシリーズのピンク、グレーに使用している化学染料は、生地全体の1%以下とごくわずかな量です。
リブ編みの秘密
リブインナーシリーズには、丸胴編みで筒状に編み立てた生地を使用しています。この生地の横幅が、そのままインナーの身幅になっているので、両脇に縫い目がありません。また、部分的に編み針を抜きながら編む「針抜き」という手法で編み立てているのですが、針抜き編みの生地はよこ方向への伸縮性が高いため、着用したときに体のラインに合わせてフィットしてくれます。お客様から「着ていてストレスを感じない」「まるで着ていないかのような着心地」というお声をいただくことが多いのも、この生地の特徴によるところが大きいのです。着用後は生地が伸びますが、お洗濯をして乾くと元の形に戻ります。
縫い糸に綿糸を使用するこだわり
「リブシリーズ」には縫い糸に綿糸を使用しています。現在洋服やインナーの多くは、スパン糸という合成繊維を原料とした縫い糸を使用しています。綿糸はスパン糸と比べて強度が低く、ミシンの糸調子の調整が難しいことや縫製の技術が必要なことから、生産効率の良いスパン糸の需要が高まり、綿糸のシェアは減少しました。現在綿糸を扱える工場は国内でもわずかですが、「リブシリーズ」では肌あたりの良さにこだわり綿糸で縫製を続けています。一度着ただけでは分からなくても、何度もお洗濯を重ねるうちに生地に馴染んできて、さらに肌あたりが良くなっていきます。縫製工場の方に聞くと、「スパン糸だと作業中にだんだん手が荒れてくるけれど、綿糸だと手が荒れないからやっぱり肌にやさしいだろうね」とおっしゃいます。毎日着るものだからこそ、肌への刺激を少なくすることは大切なことだと感じる言葉です。
どんな季節にも適した綿素材
化学繊維を使用した機能性インナーがある中、肌あたりの良さから綿素材を選ぶ方はとても多いです。実は、綿は夏でも冬でも快適なとても優れた繊維ということはご存知でしょうか。綿は繊維の中心が空洞になっている中空繊維で吸水性が高い素材ですが、これは、綿の内側と外側で温度の差ができるときに、内側の水分を吸収し、吸収した水分を外に発散してくれる性質があるためです。また、水分を外に発散するとき体の熱を奪うので涼しく感じます。(=気化熱)これが夏に快適な理由です。
綿は保温性にも優れています。中空繊維で熱伝導性が低く、熱が放出されにくいという特徴があるため、冬でも体温を外に逃がさず温かさを保つことができます。
私たちの肌は、普段身に着けるものの肌ざわりや締め付けを敏感に感じ取っています。例えば、やわらかな肌あたりには心地よさを感じ、反対にゴワゴワとした肌あたりにはストレスを感じたりします。
快適で気持ちの良い下着を選ぶことは、毎日気持ち良く生活することにつながっています。「リブシリーズ」がお客様の快適な毎日に役立ちましたら幸いです。